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【タイプ別】JALカードの選び方&スペック比較→何を重視するかによってオススメクレカは全く異なるので注意!

JALカードは複数の種類があり、選び方が難しいです。そして、すべての人におすすめできる「これ1枚選んでおけば間違いなし!」というJALカードは、残念ながらありません。

なぜなら、何を重要視するかによって選ぶべきJALカードは異なるからです。今回は、タイプ別・目的別に「最適なJALカード」を見つけられる動画になっています。

このページでは以下の順序で解説します。

まず、JALカードでマイルが貯まる仕組みを解説→JALカードの種類とグレードに関して解説。この2つを理解してはじめて、ご自身に適したJALカード選びができるようになります。JALカードの選び方について「種類の選び方」と「グレードの選び方」に分けて、詳しく解説します。最後に、よくある疑問についてQ&A形式で回答します。

目次

JALカードでマイルが貯まる仕組み

ではまず、JALカードでマイルを貯める方法について。大きく分けて以下の2つの方法があります。

1つは、JALカードの利用です。街でのショッピングなどで利用する際、JALカードで支払うと、支払額に応じてマイルが貯まります。

もう1つは、航空機への搭乗です。実際に搭乗した場合、移動区間に応じてマイルが貰えます。JALカードの会員であれば、通常よりもマイルが上乗せされて貯まります。それぞれ解説します。

カード利用でマイルを貯める

一般の店舗でJALカードで支払いをすると、決済金額の0.5%から1%分のマイルが貯まります。

JALカードには、特約店が存在し、特約店でJALカードで支払いをすると、一般店舗の2倍マイルが貯まります。つまり、決済額の1%から2%分のマイルを貯めることができます。

JALカード特約店の具体例としては以下の通りです。

  • JALグループの航空券購入
  • JALモールでのショッピング
  • JAL ABC空港宅配サービスなど

JAL関連のサービスが該当し、上記以外にも複数存在します。

さらに、JAL関連以外でも、例えばイオンやスターバックス、大丸などもJALカードの特約店となっているので、お得にマイルを貯めることができます。

JALグループの航空便への搭乗

次に、航空機への搭乗でマイルを貯める方法について解説します。実際に搭乗することで貰えるマイルは、特に「フライトマイル」と呼ばれています。

「JALカードを持っていないJALマイレージバンクの会員」と「JALカードの会員」とでは、貰えるフライトマイルの量が異なります。

JALグループの航空便(日本航空/日本トランスオーシャン航空/琉球エアーコミューター)に搭乗した場合は、JALカードの会員であれば、フライトマイルを10%から25%割増で獲得することができます。

JALカードの「種類」と「グレード」

次は、JALカードの「種類」と「グレード」について解説します。JALカードを選ぶ上で、この2つの項目に分解し、それぞれの理解を深めることは非常に重要です。

種類とグレードについて、順番に解説していきます。まずはじめに「種類」から解説し、次に「グレード」について解説します。

JALカードの「種類」

JALカードは、大きく分けて2種類に分類できます。

  • Visaやマスターカードといった国際ブランドのロゴだけが付与されているもの
    →これを「純正カード(仮称)」と呼ぶことにします。
  • Suicaや東急など他社との提携カード
    →これを「提携カード」と呼びます。

注意が必要なのは、画像右側のJALのロゴがあるクレカでもJALカードではないということです。これらは、JALマイレージバンク機能付きのクレカです。

見分け方は、JALカードは、券面に「JALカード」と必ず記載があるので、ここで判別できます。

「純正カード(仮称)」と「提携カード」の違い

それでは「純正カード(仮称)」と「提携カード」とでは何が異なるのか?メリット・デメリットを簡易的にまとめたのが、上の表です。

「純正カード(仮称)」のメリットは、シンプルにマイルが貯まること、強力な入会キャンペーンを開催している時期があり、多くのマイルを貰える可能性があること。

「提携カード」のメリットは、マイル以外にもお得にポイントが貯まること。例えば東急と提携しているこちらのカードは、東急グループでの利用では、マイルもTOKYU POINTも両方貯めることができます。提携サービスを利用するならお得です。

「純正カード(仮称)」のデメリットは、このような提携サービスで恩恵を受けられないこと。

「提携カード」のデメリットは、WAONへのチャージができないことです。JALカードはWAONにチャージするとお得に利用できるケースが存在します。JALカードとWAONの関連性については、後ほど詳しく解説します。

JALカードの「グレード」

続いて、JALカードの「グレード」について。

JALカードには以下のグレードがあります。

  • 普通
  • CLUB-A
  • CLUB-Aゴールド
  • プラチナ
  • プラチナPro

この5つのグレードが存在します。下側に行くほど年会費が高額で、サービス内容も充実しています。

なお、JAL Luxury Cardも存在しますが、コチラは年会費が飛び抜けて高額で、通常のJALカードと同じ目線での比較は困難であるため、紹介は割愛いたします。

5つのグレードの内、「普通カードまたはCLUB-Aカード」を選択する場合、把握しておくべき重要なポイントがあります。

グレード違いによるマイル還元率の違い

上の表は、「グレードの違い」による獲得できるマイル還元率の違いを示したものです。一般の店舗では、普通カードとCLUB-Aカードは0.5%還元です。CLUB-Aゴールドカード以上のグレードでは1%還元となります。

JALカード特約店の場合、それぞれ2倍のマイルを獲得できます。JALカードを保有するということは、JALのマイルを貯めていこうという意思の表れであり、当然日常の決済でもJALカードを利用すべきです。ということを考慮した場合、この普通カード・CLUB-Aカードの0.5%還元というのは、還元率が低い。と言わざるを得ません。

なぜなら、年会費無料の楽天カードでも、楽天ポイントをJALマイルに交換することで0.5%のマイル還元還元率は、簡単に実現可能だからです。

ショッピングマイルプレミアムに加入すると2倍マイルが貯まる

このような理由から、普通カード・CLUB-Aカードを選ぶ場合、年間4950円追加で支払い、「ショッピングマイルプレミアム」に加入すべきです。ショッピングマイルプレミアムとは、普通カード・CLUB-Aカードのマイル還元率が2倍になる年会費が有料の特典です。

つまり年間4950円支払うことで「マイル還元率2倍モード」となり、上位カードである「CLUB-Aゴールド・プラチナ・プラチナPro」と同じマイル還元率にすることができるのです。

普通カードまたはCLUB-Aカードを選択する場合は、必須で加入すべきといっても過言ではないオプションです。

これ以降は、普通カードとCLUB-Aカードは、ショッピングマイルプレミアム(年間4,950円)に加入することを前提として、「クレカの年間維持費」や「マイル還元率」「ポイント交換レート」の数値を記載していきます。

グレードによる違い【一覧表】

※印:一部券種により条件が異なる部分(後述)

JALカードのグレードによる違いを解説します。普通カードとCLUB-Aカードはショッピングマイルプレミアムの年会費を含めた金額を記載しています。

それから、アドオンマイルについて。これは、JALカード特約店の中でも「JALグループの航空券購入や機内販売での購入など」に関しては、さらに追加でマイルを貰えます。

プラチナやプラチナProで、JALグループの航空券を購入した場合「100円で2マイル+100円ごとに2マイル加算」となるので、100円利用あたり4マイル貰えることになり、高速でマイルが貯まっていきます。

入会搭乗ボーナスは、JALカードに入会し、初めて搭乗した場合に貰える1度きりのボーナスマイルです。毎年初回搭乗ボーナスは、文字通り、毎年初めての搭乗時に貰えるボーナスマイルです。搭乗時に貰えるフライトマイルは、普通カードは10%増、CLUB-Aカード以上は25%増です。

CLUB-Aゴールド以上のグレードでは、空港ラウンジ(通称カードラウンジ)を利用できます。プラチナグレード以上では、プライオリティパスが無料付帯し、海外のラウンジも利用可能です。

JALカードの選び方→ステップごとに解説

ここまでで、JALカードの「種類」と「グレード」に関する基礎的な説明が終わりました。次は、具体的にどのJALカードを選ぶべきか?選び方の解説に移ります。

選ぶ順序はとても重要で、まずグレードを決めます。グレードを決めてから、種類を決めます。この順序で選ぶと失敗しません。それでは、まずはグレード選びから解説します。

グレードの選び方

グレードごとにおすすめできる人を説明します。

普通カード

はじめに、普通カードを選ぶべき人について。

普通カードは、航空機搭乗によるボーナスマイルは優遇されていませんが、その分、年間維持費が安いです。ですから、JALグループの航空便をあまり利用しない人は、普通カードを選ぶべきです。

陸マイラーの方や、普段は航空機に乗らないけど、マイルが貯まったら特典航空券で旅行したい人などにオススメです。

あくまで目安ですが、国内旅行を年間5往復程度までの人は、普通カードで十分だと考えています。

CLUB-Aカード・CLUB-Aゴールドカード

次に、CLUB-Aカード・CLUB-Aゴールドカードを選ぶべき人について。

大前提として、JALグループの航空便をよく利用する人が選ぶべきカードである。という点は重要です。

両者の違いは、家族カードの年会費に大きな差があります。また、旅行保険はCLUB-Aゴールドカードの方が補償内容が充実しています。カードラウンジについてもCLUB-Aゴールドカードであれば利用可能です。

以上から、

  • CLUB-Aカードを選ぶべき人は、JALグループの航空便をよく利用する人の内、コスパ重視の必要最小限のスペックを希望する人
  • CLUB-Aゴールドカードを選ぶべき人は、同じくALグループの航空便をよく利用する人の内、充実したスペック/補償内容を希望する人

プラチナ

続いて、プラチナを選ぶべき人について。

CLUB-Aゴールドとの違いは、アドオンマイルです。プラチナでJALグループの航空券を購入した場合、100円あたり4マイルも貯まります。プライオリティパスが無料付帯するので、海外の空港でもラウンジ利用可能です。

プラチナを選ぶべき人は、JALグループの航空便を極めてよく利用する人です。家族旅行が多く、家族の航空券も一括で購入する人や、日常的に出張がある人、国際線を利用する人などにおすすめです。

プラチナPro

プラチナProを選ぶべき人について。

プラチナとの大きな違いは年会費です。本会員の年会費はプラチナの2倍以上です。プラチナと同様に、JALグループの航空便を極めてよく利用する人、かつ、年間決済額が大きい人におすすめです。

というのも、年間決済金額に応じてマイルの付与があります。やはり500万以上決済する人でないと、プラチナProを有効活用することは難しいかと思います。

種類の選び方

ここまでで「グレード」の選び方の解説が終了しました。次は「種類」の選び方についてです。

JALカードは、どのカードも正式名称が長めなので、CLUB-Aゴールドカードを例に、以降は上記の簡易名称で表現したいと思います。

どの種類を選ぶべきか?カードのグレードごとに解説します。

普通カード

まずは、普通カードの「種類」の選び方について。

年間維持費は、AMEXが高いです。その分、普通カードでは唯一「カードラウンジ」を利用することができます。

それからWAONにチャージ可能で、ポイント付与があるのは「Visa,Master,JCBとTOKYU」です。なぜWAONが急に出現したかというと、イオンがJALカードの特約店であり、JALカードとWAONを活用した支払いでお得にマイルを貯めることができるからです。

具体的にはJALカードからJMB WAONにチャージし、毎月10日の「ありが10デー」でチャージしたJMB WAONで買い物をします。すると、チャージ時に100円あたり1マイル獲得でき、支払い時には200円あたり5マイル獲得できます。つまり、100円あたり3.5マイル獲得できるお得な支払いルートが存在するのです。

それと、Suicaと提携しているJALカードでは、Suicaへのチャージで1.5%分のJREポイントが貯まります。JREポイントは、2/3のレートでJALのマイルに交換できるので、実質1%マイル還元でSuicaにチャージできることになります。

PASMOへのチャージでポイント還元があるクレカもありますが、マイル還元率に換算すると0.25%還元となるのであまりお得ではありません。

まとめると、

  • WAONへのチャージを重視するなら、Visa,Master,JCB,TOKYU
  • カードラウンジを利用したいのであれば、AMEX
  • Suicaチャージでマイルを獲得したいなら、Suica

という具合で選ぶと良いです。

CLUB-Aカード

次に、CLUB-Aカードの「種類」の選び方について。
これは、普通カードの選び方と同じです。なお、CLUB-AカードにはAMEXブランドのラインナップはありません。

CLUB-Aゴールドカード

次に、CLUB-Aゴールドカードです。選び方が少し複雑です。

年間維持費は、AMEXとダイナース、Suicaが高く、特にダイナースの維持費が高額です。

そして、CLUB-AゴールドのAMEXには、アドオンマイルの特典があり、JALグループの航空券を購入した場合、100円あたり3マイル付与されます。

また、ダイナースだけはプライオリティパスが無料付帯する特典付きで、これは家族カードにも付帯させることができます。この特典があるので、年会費は他のCLUB-Aゴールドと比べて高額となっています。

Suicaは、JR東日本グループが運営する新幹線や特急列車のインターネット予約サービス「えきねっと」を利用した場合、8%ものJREポイント還元を受けることができます。JREポイントは2/3のレートでJALのマイルに交換できるので、実質約5.3%マイル還元となる強力な特典があります。

CLUB-Aゴールドカードの選び方をまとめます。

  • WAONへのチャージを重視しイオンをお得に利用したいなら、Visa,Master,JCB,TOKYU
  • JALグループの航空券をよく購入するなら、AMEX
  • プライオリティパス無料付帯で、海外のラウンジを利用したいなら、ダイナース
  • 新幹線や特急列車の利用でマイルを高速で貯めたいなら、Suica

CLUB-Aゴールドカードの選び方について、より詳しくは、別の記事で解説しています。
また、CLUB-AゴールドカードのSuicaについても、別の記事で解説しています。

プラチナ

プラチナの選び方について。

JCB・AMEXいずれもプライオリティパスが無料付帯します。ただし、AMEXは家族カードにも無料付帯させることが可能ですが、JCBは家族カードに付帯させることはできません。

個人的には、AMEXの方をオススメします。プラチナProに関しては、JCBブランド1種類なので説明を割愛します。

種類とグレードの選び方のまとめ

「グレード」と「種類」の選び方を一覧表にまとめました。

選び方の例としと、JALグループの航空便の利用頻度について「よく利用する人の場合」、そして、クレカには「充実スペックが付帯することを希望する場合」、CLUB-Aゴールドカードが適しています。

CLUB-Aゴールドカードの中でも、特にプライオリティパスを重視するのであれば、ダイナースブランドを選ぶ。といった具合で、この表を活用します。

JALカード選びQ&A

JALカード選びに関して、よくある疑問に関してQ&A形式で回答します。

自分には「JAL普通カード」が適してそうだけど、本当にこれでいいのかな・・・・?

こういった疑問を持っている方は少なくありません。
回答としては、上位カードとどちらがいいか迷っているのであれば、下位のカードを作成して様子を見る。というのが賢い選択です。無理に上位カードを作る必要は無いです。年会費も高額ですから。
必要に応じてあとからアップグレードすればOKです。さらに、アップグレードする際に、ボーナスマイル付与など、頻繁にアップグレードキャンペーンを開催しているので、2度お得です。

JALの上級会員(JAL GLOBAL CLUB)を目指すなら、どのJALカードがいいのか?

「JALカードの支払いでマイルを高速で貯めるには、どれを選ぶべき?」という質問に言い換えることができます。
通常の支払いで貯まるマイルは、グレードに関わらず同じで、差があるのは、JALグループの航空券購入で貯まるマイルの量です。この3券種は、マイル還元率が優遇されています。中でもプラチナは強力なので、JALの上級会員を最速で目指すなら、プラチナ・プラチナProが良いという結論にいたります。

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